イゲタロイの歴史 第2章

第2章 チップ・バイト・カッタなど新製品が萌芽 -2

  • image:photo

    SECバイトの出現

    当社のスローアウェイ工具の開発の歴史は1950年代初頭(昭和27年頃)に端を発しますが、事業としては原型の「1型SECバイト」に改良を加えた「2型SECバイト」の発売開始(1959年)を「スローアウェイ元年」としています。 翌1960年には偏芯ピン式の「3型SECバイト」が登場し、スローアウェイ化時代が幕を明けました。

    「SEC」:Steady & Eazy Clamp(確実で簡便な保持)の略で、当社のスローアウェイ工具の総称

  • image:photo

    穴つきブレーカつきの研磨級チップ

  • image:photo

    国産第1号のSECカッタ

    バイトに次いで、スローアウェイ化の試みはフライス加工用のカッタにもおよび、独自設計による国内最初のスローアウェイカッタ「SEC M型」の開発に成功(1961年)し、第4回国際見本市に出品され世間の注目を集めました。

  • image:photo

    アロックスの誕生

    当社では早くも1950年代半ばに切削工具用セラミックの研究への取組みが開始されました。1959年にAl2O3系セラミック「アロックス」が誕生しましたが、強度不足を克服することが出来ませんでした。それから20年後に世界初のHIP処理(熱間静水圧プレス)セラミック「W80」「B90」が開発('78〜'79年)されるにおよび、漸く実用的なセラミック時代を迎えました。

  • image:photo

    スミトモホワイトW80 / スミトモブラックB90

  • image:photo

    イゲタロウ登場

    1960年代には販売組織や広告宣伝でも斬新なアイデアが採り入れられ、その一つにイメージキャラクターの「イゲタロウ」が登場しました。

  • image:photo

    国内初のサーメット工具

    国内において、いち早くTiC系サーメットの開発に成功し、1960年に「タイカット」の商品名で発売。 日刊工業十大新製品賞を受賞し、超硬合金、セラミックにつぐ第3の工具材料の幕明けとなりました。 国際見本市会場の当社ブースにおけるタイカットの切削実演は、連日大勢の来場者で賑いました。

  • image:photo

    国内初のサーメット工具

  • image:photo

    イゲタロイサービスカー登場

    業界トップを切って「イゲタロイサービスカー」が登場したのが1957年。研磨機やろう付け装置を装備し、イゲタロイのPR普及のために「工具の出前」として全国を駆け回りました。

  • image:photo

    関西イゲタロイ会発足

    販売機構の整備の一環として、1958年に関西イゲタロイ会が結成され、第1回総会が伊丹で開催されました。その後主要地区毎に組織化が進み、当社と販売店を結ぶネットワークが強化されました。

  • image:photo

    イゲタロイニュース創刊

    超硬工具の普及と啓蒙を図るため、1956年6月に「イゲタロイニュース」が創刊され、今日まで長きに亘りユーザーとメーカーをつなぐ情報誌として発行を続けており、社内外で高い評価を得ています。

  • image:photo

    イゲタロイスクール開講

    特約店や販売店の第一線営業マンの教育育成のために「イゲタロイスクール」が開校し、その第1回の講義を1963年に伊丹製作所で開講しました。今日まで数多くの受講終了生を輩出し、イゲタロイ拡販の戦力として活躍していただいています。 現在はツールエンジニアリングセンター(TEC)がその機能を継承し活動しています。