住友電工ハードメタル株式会社（社長：牛島　望　本社：兵庫県伊丹市昆陽北1-1-1）は、刃先交換チップcBN新材種として、ダクタイル鋳鉄などの難削鋳鉄切削用「コーティドスミボロンBNC500」と、焼入鋼の連続・弱断続切削用「スミボロンBN1000」の２種の新製品を、本年11月20日より発売します。

ダイヤモンドに次ぐ硬度を有するcBN（立方晶窒化ホウ素）粉末を、結合材とともに高温・高圧下で焼き固めたcBN焼結体は、自動車部品などに用いられる焼入鋼や鋳鉄など、難削鉄系金属を高速で加工できる切削工具材種として、用途がますます広がっています。
当社は、独自開発のcBN焼結体材種を、耐摩耗性に優れるセラミック膜を被覆した「コーティドスミボロン」と、セラミック膜の被覆無しでイニシャルコストの低い「スミボロン」の２ラインのブランドで製品展開しています。

昨今、自動車産業等の製造業ではトータルコスト低減や性能向上に対する要求が高まっており、切削加工の高能率化、高精度化が求められています。こうしたニーズに対応して、当社は、ダクタイル鋳鉄などの難削鋳鉄を、従来にない高速で切削できる新材種「コーティドスミボロンBNC500」と、焼入鋼などの高硬度鋼の連続・弱断続切削に最適で、シリーズ中最も耐摩耗性に優れる新材種「スミボロンBN1000」を開発、販売を開始します。

本製品の特長は以下の通りです。