切削工具事業 航空機産業分野へ本格参入

住友電気工業株式会社(本社:大阪市中央区、社長:井上 治、以下 当社)のグループ会社であるSumitomo Electric Carbide, Inc(本社:アメリカ・イリノイ州、社長:木村 寿良)は、2019年12月、航空機関連の産学官連携機関OMIC R&D(アメリカ・オレゴン州)へ参画いたしました。当社グループとしては2017年のイギリス、2018年のドイツに続く3つ目の航空機関連のコンソーシアムへの参画となります。当社はこうした欧米の航空機関連研究機関への参画を通じ、切削工具事業において航空機産業分野向けの製品開発を加速いたします。

OMIC R&D(Oregon Manufacturing Innovation Center Research and Development)は、2017年6月にボーイング社、オレゴン州の6つの民間企業および同州の3つの大学(オレゴン工科大学、オレゴン州立大学、ポートランド州立大学)、オレゴン州が主導して設立された、航空機関連のコンソーシアムです。産学官の連携により、金属加工における競争力の強化と次世代の製造分野を担う人材の育成を目的に設立されました。当社が有する粉末冶金および超高圧技術を活かしながら、OMIC R&Dとの研究および情報共有の活動を通じて、航空機産業分野に求められる新たな次世代の切削工具製品の開発をめざしてまいります。

また、当社はこれまで、2017年にイギリスのAMRC(Advanced Manufacturing Research Center)、2018年にドイツのICTM(International Center for Turbomachinery Manufacturing in Aachen)といった航空機関連のコンソーシアムに参画してまいりましたが今回のOMIC R&D参画により欧米各市場における航空機エンジンや機体構造部品の最新・最高レベルの切削加工ニーズを把握し、それに対応した高能率で長寿命な工具の開発を加速させることで、市場への参入を本格化させます。

切削工具事業 航空機産業分野へ本格参入

中央右:OMIC エグゼクティブディレクター Craig Campbell(クレイグ・キャンベル)様
中央左:Sumitomo Electric Carbide, Inc社長 木村 寿良

また航空機産業分野への本格参入にあたっては、当社のヨーロッパデザイン&エンジニアリングセンター、アメリカツールエンジニアリングセンターなどを活用し、技術サポート、現地製造拠点による迅速な特型対応、国内の研究開発シーズの製品展開などを進めます。

左:難削材旋削用コーティング材種AC5015S/AC5025S。右:万能・高精度隅削りカッタSEC-ウェーブミルWEZ™型

当社が航空機分野で拡販を進める製品
左:難削材旋削用コーティング材種AC5015S/AC5025S
右:万能・高精度隅削りカッタSEC-ウェーブミルWEZ™型

航空機の材料は加工の難易度が高いといわれていますが、当社はこれまでの切削工具事業で培った粉末冶金および超高圧技術を活かし、航空機関連コンソーシアムなどでの積極的な取り組みを進め、活況な航空機市場において一層のシェア拡大を目指してまいります。

以上