2008年10月09日
高信頼性、高能率隅削りカッタ「SEC-スミパワーミルPWS型」を開発・発売
2008年10月09日
高信頼性、高能率隅削りカッタ「SEC-スミパワーミルPWS型」を開発・発売

住友電工ハードメタル株式会社(社長:湊嘉洋 本社:兵庫県伊丹市昆陽北1-1-1)は、一般鋼はもとよりステンレス鋼、鋳鋼、鋳鉄などの汎用用途で高能率隅削り加工を実現した「SEC-スミパワーミルPWS型」を開発し、2008年10月21日より販売を開始します。
近年、工作機械、建設機械、エネルギーなどの産業機械市場は、新興国の経済発展に伴い堅調な伸びを示しており、マシニングセンターの導入による高能率加工への要求がますます高まっています。
これらのニーズを受け、従来に無い高い刃先強度と切れ味を兼ね備えた縦型刃先交換チップを搭載する、隅削りカッタ「SEC-スミパワーミルPWS型」を開発しました。
本製品の特長は以下の通りです。
(1) 安定した高能率加工を実現 隅削り加工では、切りくずが厚くなるため切れ刃への負荷が大きく、刃先の欠損等が生じやすくなります。 そこで、刃先強度に優れた縦型の刃先交換チップを採用、ブレーカ形状を最適化することにより、 刃先強度と切れ味とを両立し、高能率で安定した隅削り加工を実現しました。 さらに、この刃先交換チップは独自の高精度造形技術により無研磨仕様を実現、4コーナー使用できる ことから、経済性も兼ね備えています。 (2) ニック溝付刃先交換チップ 切れ刃に切りくずを分断するためのニック溝を持った縦型刃先交換チップを新たに開発。これにより、 工具突き出し量が長い、被削材が薄いなどの悪条件下においても、ビビリ、欠損などを抑制し、 安定した高能率加工が可能になりました。 (3)「ACPシリーズ」「ACKシリーズ」の採用で安定、長寿命 チップ材種に、長寿命を可能にするエースコート「ACPシリーズ」「ACKシリーズ」を採用しており、 一般鋼、ステンレス鋼、鋳鋼、鋳鉄など多くの被削材に対して長寿命化を実現します。 |
【ラインアップ】 | |||
(ボディ) | |||
工具径:Φ80~250mm | |||
刃数:標準仕様、多刃仕様 2種 | |||
計12アイテム | |||
(チップ) | |||
ブレーカ:切れ味重視L型、汎用G型、ニック付R型 | |||
材質:ACP100、ACP200、ACP300、ACK200、ACK300 | |||
計13アイテム | |||
【販売計画】 | |||
初年度:2億円 | |||
3年後:6億円 | |||
【標準価格】 | |||
(ボディ 標準品一例) PWS4100R・・・92,000円(税込96,600円) | |||
(チップ 標準品一例) LNMX170808PNSN-G・・・1,700円(税込1,785円) |
※「スミパワーミル」「エースコート」は住友電気工業(株)の商標または登録商標です。
関連情報
- 製品カタログPDF
(2.15MB)
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