2008年07月29日
刃先交換式ドリル「SumiDrill WDX型」を開発・発売
2008年07月29日
刃先交換式ドリル「SumiDrill WDX型」を開発・発売

住友電工ハードメタル株式会社(社長:湊 嘉洋 本社:兵庫県伊丹市昆陽北1-1-1)は、このたび刃先交換式ドリル「SumiDrill WDX型」を開発し、2008年8月より発売を開始します。
穴あけ加工は、自動車産業をはじめ、鉄鋼、建機、造船、重電といった様々な分野で広く行われていますが、依然として超硬工具の使用率が低く、加工能率の向上や仕上げ工程の簡素化による加工時間短縮が求められています。
当社はこれらのニーズに応えるべく、ハイスドリルより加工能率が高く、かつ超硬ソリッドドリルより経済的で、穴あけ加工から、穴拡げ、座繰り加工などの用途にも使用できる、刃先交換式ドリル「SumiDrill WDX型」を開発しました。
本製品の特長は以下の通りです。
(1) 外周刃と中心刃のバランス設計により安定加工を実現 中心刃と外周刃の配置、及び位置関係を最適化することで、ドリルの喰い付き時や貫通時に発生しやすい 振動を大幅に抑制します。これにより良好な加工穴径精度が得られ、後工程である仕上げ加工時の 取り代を低減し、生産性及び経済性を向上します。 (2) 独自のチップブレーカを採用し、幅広い被削材や用途に適用可能 チップは、汎用、切りくず処理性重視タイプ及び、刃先強化タイプの3種類のブレーカを揃え、 切りくず処理でトラブルの多い難削材から一般鋼の高能率加工まで幅広く対応できます。 また、中心刃と外周刃が共用で合計4コーナー使用できることから、チップ管理を簡略化すると共に コスト削減にも貢献します。 (3)長寿命を可能にする新材種エースコート「ACP300」「ACK300」を採用 当社独自のコーティング技術「スーパーZXコート」を採用した鋼一般加工用の「ACP300」と、 鋳鉄及び鋼高速加工用の「ACK300」をチップ材質としてラインナップし、長寿命化を実現しました。 (4)穴あけ加工から、穴拡げ、座繰り加工など幅広い加工が可能 ボディに特殊硬化表面処理を採用し耐久性を高めたことにより、通常の穴あけ加工から、穴拡げや 座繰り加工など多様な加工用途まで、長時間安定して使用できます。 |
【ラインアップ】 | |||
(ボディ) | |||
ドリル径:Φ18.5~36.0mm [2D,3D,4D用] | |||
計90アイテム | |||
(チップ) | |||
ブレーカ:切りくず処理性重視タイプL型、汎用タイプG型、刃先強化タイプH型 | |||
材質:ACP300、ACK300 | |||
計18アイテム | |||
【販売計画】 | |||
初年度:3億円 | |||
3年後:6億円 | |||
【標準価格】 | |||
(ボディ 標準品一例) WDX200D3S25・・・45,000円(税込47,250円) | |||
(チップ 標準品一例) WDXT063006-G(ACP300)・・・810円(税込851円) |
※「SumiDrill」「エースコート」「スーパーZXコート」は住友電気工業(株)の商標または登録商標です。
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