2011年08月31日
刃先交換式隅削りカッタ「SEC-ウェーブミルWFX型」を発売
2011年08月31日
刃先交換式隅削りカッタ「SEC-ウェーブミルWFX型」を発売

住友電工ハードメタル株式会社(社長:牛島 望 本社:兵庫県伊丹市昆陽北1-1-1)は、高品位の加工を実現する刃先交換式隅削りカッタ「SEC-ウェーブミルWFX型」を、9月1日より発売致します。
近年、工作機械、建設機械や、発電機等エネルギー関連機械を中心とする産業機械市場は、新興国の経済発展に伴い堅調な伸びを示しており、いずれの分野でも機械加工コストの低減、工程の集約が要求されています。
また、最終製品の高性能化により、これら産業機械の構成部品に要求される寸法精度や加工品位は年々厳しさを増しており、これらを加工する工具に対しても、加工面粗さや、壁面精度への改善要求がますます強まっています。
当社はこれらのニーズに応えるため、工具の高精度造形技術の確立と、従来から培ってきたコーティング技術を駆使することにより、高品位の加工を長寿命かつ低コストで実現する刃先交換式隅削りカッタ「SEC-ウェーブミルWFX型」を開発しました。
本製品の特長は以下の通りです。
(1) 切れ刃形状の最適化と高精度造形技術により、高品位の加工を実現 壁面加工面が底面加工面に対し、ほぼ直角となるよう、刃先交換チップの切れ刃形状を最適化。 さらに、鋭い切れ味を生む刃先処理により、優れた壁面精度と面粗さを実現しました。 また、刃先交換チップと本体ボディ双方の寸法精度向上により、正面の刃振れ精度0.03mm以下を安定して 確保。このため従来のM級チップを大幅に上回る高品質の加工精度を実現するとともに、寿命の安定化も 可能となります。 (2) 使い勝手の良さと経済性 ビス止め式刃先交換チップを採用することにより、チップのセッティングや交換に特別な技能や習熟が 不要です。また、高精度設計のチップ、及び本体ボディにより、ビス止めによる手軽なチップセッティング でも、良好な壁面精度や面粗さを得られます。 チップは4コーナーが使用可能で、経済性にも優れます。 (3) 新開発のフライス用PVDコーティングの適用で長寿命化を実現 刃先交換チップには、新開発の超多層PVDコーティング膜「NewスーパーZXコート」を採用。 耐摩耗性、耐欠損性、耐溶着性のいずれの面でも、従来コーティングを大きく上回る性能を示し、 従来同等品比で1.5倍以上の長寿命を実現します。 また、鋼からステンレス鋼、鋳鉄に至る幅広い被削材への対応が可能です。 |
【ラインアップ】 | |||
(ボディ) | |||
工具径:Φ40~80mm(エンドミルタイプ) 7アイテム | |||
Φ50~250mm(シェルタイプ) 19アイテム | |||
刃数:標準仕様、多刃仕様 2種 | |||
計26アイテム | |||
(チップ) | |||
ブレーカ:汎用G型、軽切削用L型、重切削用H型 | |||
材質:ACP100、ACP200、ACP300、ACK200、ACK300 | |||
計11アイテム | |||
【販売計画】 | |||
初年度:2億円 | |||
3年後:5億円 | |||
【標準価格】 | |||
(ボディ) WFX12080R(Φ80、4枚刃)・・・45,500 円(税込47,775円) | |||
(チップ) SOMT120408PDER-G(ACP200)・・・1,100円(税込 1,155円) |
※ウェーブミル、スーパーZXコートは、住友電気工業株式会社の登録商標です。
関連情報
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