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2013年06月19日pressproducts
ねじ加工用旋削工具「SEC‐ねじ切りバイト SSTE / SSTI型」を発売

住友電気工業株式会社は、シャープな切刃による高品位加工と、専用チップブレーカによる安定した切りくず処理性を実現し、一般産業機械からパイプ、航空宇宙機器分野まで幅広く対応する刃先交換式ねじ加工用旋削工具「SEC‐ねじ切りバイト SSTE / SSTI型」を6月17日より発売します。

刃先交換式ねじ加工用旋削工具「SEC‐ねじ切りバイト SSTE / SSTI型」金属製のねじは、大量生産用の転造加工※による製造のほかに、切削工具によるねじ切り加工で製造されているものも多くあり、一般産業用機械からパイプ、航空宇宙部品の加工まで幅広い分野で、ねじ切り用旋削工具が使用されています。

ねじ切りは、切削加工の中で特殊な加工法であり、①ねじ山頂点にバリが生成するなど加工品位が悪化しやすい、②幅が広く、カールが不安定な切りくずが生成し、被削材や工具、工作機械に絡みつきやすい等の特有の問題があります。また、ねじの規格毎にねじ山形状が異なるため、工具も多種のラインアップが必要となります。

「SEC‐ねじ切りバイト SSTE / SSTI型」は、上記の問題を解決しながら、これまで以上に高品位な加工を実現します。また幅広いラインアップにより、多種多様なねじ種の加工に対応します。

本製品の特長は以下の通りです。

  
 (1) シャープな切刃で、ねじの加工品位を向上
   刃先に近い逃げ面の研磨仕上げと、大きなすくい角を有するブレーカ形状の効果で、M級チップながら、
   フル研磨級チップ並みの優れた切れ味を実現。高い経済性と、ねじ山頂部のバリやフランク面の
   むしれが非常に少ない、高品位なねじ加工を両立します。

 (2) チップブレーカによる優れた切りくず処理性
   突起状の3次元モールドブレーカを採用しており、特に「修正フランクインフィード加工(※)」を適用
   することで、安定した切りくず処理を実現。また刃先損傷の大幅な抑制も可能で、更なる長寿命化を
   実現します。

 (3) 110種類のチップラインアップで、様々なねじ種に対応
   刃先交換チップは、さらい刃のない汎用タイプから、メートルねじ、ユニファイねじ、管用テーパねじなど、
   各種のねじ規格・ピッチに対応したさらい刃付タイプまで、110種をラインアップ。
   一般産業用機械から航空宇宙機器まで、幅広い分野のねじ加工に適用できます。

 * 転造加工:
   強い力を加えて素材を変形させる塑性加工の一つで、棒状の加工素材を回転させながら、
   転造ダイスと呼ばれる工具により成形する方法。
 * 修正フランクインフィード加工:
   主に片側の切刃を使用するねじ切削加工法の一種。
 
  【ラインアップ】  
     (ホルダ)  
      外径加工用:SSTE型 3アイテム  
      内径加工用:SSTI型 5アイテム  
     (チップ)  
      さらい刃付き:ISOメートルねじ、ユニファイねじ、ウィットワースねじ、管用テーパねじ
           NPTねじ、NPTFねじ、UNJねじ用
 
      さらい刃なし:汎用60°ねじ用、汎用55°ねじ用  
      材種:AC530U  
      外径用:60アイテム  
      内径用:50アイテム  
  【販売計画】  
     初年度:0.4億円  
     3年後:1.2億円  
  【価格】  
     (ホルダ)  
      SSTER2525M16 (外径用25角シャンク)      ・・・18,000円(税込18,900円)  
     (チップ)  
      16ER150ISO-CB (ISOメートルねじ・ピッチ1.5mm用) ・・・1,820円(税込 1,911円)  

 

 

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