【チタン合金旋削用新材種 AC9115T/AC9125Tの開発】、【ダイヤコーティングエンドミル「AVIX型」の開発】が、2025年度(令和7年度)日本機械工具工業会賞 「技術功績賞」を受賞しました。


技術功績賞

【チタン合金旋削用新材種 AC9115T/AC9125Tの開発】

チタン合金旋削用新材種 AC9115T/AC9125Tの開発

航空機および医療産業において、チタン合金は軽量かつ高強度、耐食性や生体親和性の観点から多く使用されている。一方、チタン合金の旋削加工においては、工具との化学反応による凝着や、熱伝導率の低さに起因する高い切削温度で、工具寿命が著しく低下する問題がある。一方で加工現場では、コスト低減および生産性向上の観点から、チタン合金の高能率での加工や、既存工具に対し長時間加工可能な切削工具のニーズが高まっている。そのような市場ニーズに対応するチタン旋削用新コーテッド材種AC9100Tシリーズを開発した。

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技術功績賞

【ダイヤコーティングエンドミル「AVIX型」の開発】

ダイヤコーティングエンドミル「AVIX型」の開発

航空機市場で多く使用されるCFRPの加工では生産性の向上が求められている。特に①高能率加工条件での安定加工、②工具寿命のばらつき低減の要望が強く、これらに対応するためダイヤコーティングエンドミル「AVIX型」を開発した。AVIX型は①複合ニック形状(特許第7298817号)とすることで、高能率条件においても安定した加工が可能であり、かつ②均一膜厚ダイヤモンドコーティング(特許第7556509号)とランダム結晶成長による優れた膜密着性(特許第6733947号)により、切れ刃の全領域で安定した工具寿命が得られる。


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