当社は、焼結合金仕上げ加工用CBN焼結体「スミボロン®BN7115」を開発し、2021年5月より発売します。

自動車や家電製品などの重要な構成部品である焼結合金部品の仕上げ加工には、CBN焼結体を用いた切削工具が使用されます。当社はこの度、焼結合金仕上げ切削における形状精度と加工安定性の向上を追求し、優れた切れ味と耐欠損性を両立した新CBN焼結体を開発、「スミボロン®BN7115」として販売いたします。

焼結合金仕上げ加工用CBN焼結体「スミボロン®BN7115」を開発、販売開始


1. 特長

■ 優れた加工品位を実現

独自の焼結体製造プロセスによるCBN粒子間結合力向上により、優れた切れ味と耐欠損性を両立。焼結合金仕上げ加工時の刃立ち性に優れることから、バリ、むしれを抑制し、高精度加工と長寿命化を実現します。また、鋳鉄の高速ミリングによる仕上げ加工での長寿命化にも対応します。

■ 6種類の刃先処理であらゆる加工に対応

焼結合金加工用として汎用性の高い標準刃先処理や切れ味重視のLF型、刃先強化タイプのHS型など従来材種からの5種類に加えて、断続度の強い加工に最適な耐欠損重視のUS型を新たにラインアップ。これら6種類の刃先処理で焼結合金部品の多様な形状・材種に対応します。


2. ラインアップ

ISO旋削/転削用インサート BN7115 53型番


3. 販売計画

初年度3億円/年、3年後6億円/年


4. 価格

(標準品)2NU-CNGA120408 BN7115 5,570円(税抜)

以上