当社は、超硬合金内径旋削用スミダイヤ®バインダレス小径ボーリングバイト「DABX型」を開発し、2024年5月より発売します。
近年、金型産業において、自動車の電動化に伴い小径ネジ・リベット用超硬金型の物量が増加すると共に、金型の加工能率向上・加工精度向上のため研削・放電加工から切削への工程変更ニーズが益々高まっています。
当社は、これらのニーズに応えるため、長時間の超硬合金加工を可能とするナノ多結晶ダイヤモンド「スミダイヤ®バインダレス」を刃先に適用し、ø3ｍｍ, ø4ｍｍの内径加工を可能とする小径ボーリングバイト「DABX型」を開発し、発売いたします。
超硬合金内径旋削用スミダイヤ®バインダレス
小径ボーリングバイト「DABX型」
小径ボーリングバイト「DABX型」による
超硬合金の内径旋削
1. 特長
(1) ナノ多結晶ダイヤモンド「スミダイヤ®バインダレス」を採用
粒径数十ナノメートルの微細なダイヤ粒子は超々高圧、超高温環境下で生成され、そのダイヤ粒子が結合材なしに強固に直接結合したナノ多結晶ダイヤモンドは、単結晶ダイヤモンドよりも高い硬度を持ちながら、単結晶ダイヤモンドの弱点である劈開性がなく高い靭性を示します。従来の焼結ダイヤモンド（PCD）を超越した耐摩耗性を有し、超硬合金等の硬脆材加工で優れた加工面品位と精度を長時間維持することができます。
(2) ø3ｍｍ, ø4ｍｍまでの小径内径旋削に対応
剛性の高いシャンク素材・形状によりø3ｍｍ, ø4ｍｍの小径内径旋削でも優れた加工面品位を実現します。
2. ラインアップ
小径ボーリングバイト(材種：NPD10) 6型番
3. 販売計画
初年度20百万円／年、2年後30百万円／年
4. 価格
(標準品) DABX035R-02 NPD10 64,200円（税抜）
以上
