当社は、高能率粗加工用高送りカッタ「SEC-スミデュアルミル™ DMSL型/DMSW型」のラインアップを拡充し、2024年6月より販売を開始します。

近年、自動車産業をはじめとする各分野でGXへの注目が高まり、高能率加工に特化した工具の需要も高まっています。

当社はこうしたニーズに応えるため、2021年6月に「SEC-スミデュアルミル™ DMSW型」、2023年3月に刃径ø16mmまで対応した「SEC-スミデュアルミル™ DMSL型」を発売し、今回新たに刃径ø35mm~ø100mmの25型番を拡充しました。さらに多様な刃径をラインアップし、自動車や航空機、産業機械、金型分野などで様々な加工条件に対応します。

DMSL_DMSW.pngSEC-スミデュアルミル™ DMSL型/DMSW型

1. 特長

(1) 超高送り・大切込みの高能率加工に対応
複合円弧形状の切れ刃により、小さい切込角と大きな切込みを両立します。 切込みを大きくできない場合でも1刃あたり最大3.5mmの超高送り加工を可能とし、送り量が小さい領域では1刃あたり最大1.5mmを超える大切込みの加工を実現します。

(2) 長い工具突出しでの安定加工
小さい切込角により切削抵抗を背分力方向へ制御します。これにより、工具突出し量が長い加工でも、びびりが発生せずに安定します。

(3) 超高送り加工での優れた面粗さを実現
複合円弧切れ刃がさらい刃のような効果を発揮することで、超高送り加工でも加工面の粗さが極端に低下することを抑制します。

2. ラインアップ

本体25型番追加 (シリーズ計97型番)

DMSL型

タイプ 刃径 拡充
柄付き ø35, ø40mm 2型番
ロングシャンク ø40mm 1型番
モジュラー ø35~ø42mm 4型番
シェル ø40~ø80mm 10型番

DMSW型

タイプ 刃径 拡充
シェル ø52~ø100mm 8型番

3. 販売計画

初年度1億円/年 、2年後2.5億円/年
(※既存のSEC-スミデュアルミル™ DMSL型/DMSW型とあわせた売上目標)

以上