当社は、汎用ポジティブM級チップブレーカ「GU型ブレーカ」を開発し、2019年10月より発売します。

自動車産業をはじめとする機械部品の加工では、安定化・コストの低減を実現するために、切削工具の汎用性や長寿命化の要望がますます高まっています。

このたび当社はこれらの要望に応え、旋削加工において軽切削~中切削まで幅広い用途に適用でき、切削加工時に突発的なトラブルを起こさず安定した切りくず処理性と長寿命化を実現する汎用ポジティブM級チップブレーカ「GU型ブレーカ」を開発しました。

汎用ポジティブM級チップブレーカ「GU型ブレーカ」を開発、販売開始

1. 特長

幅広い切削条件で優れた切りくず処理性能

広い切りくずポケットを特徴としたチップブレーカ*の形状設計により、幅広い切削条件で切りくず処理性能を向上させました。これにより切削加工時の切りくずの絡まりを防ぎ、安定加工を実現します。また合金鋼に加え、炭素鋼やステンレス鋼などの様々な被削材に適用可能です。

低抵抗でびびりを抑制

切りくずを流しながら制御するチップブレーカ*の形状設計により、切削抵抗を低減し、びびりを抑制します。これにより様々な用途・条件下で、加工負荷を低減し、安定加工を実現します。

耐欠損性能を向上

切れ味と強度に優れる二段すくい形状により、耐欠損性能を向上させました。これにより工具の交換頻度を減らし、加工コストの低減を実現します。

2. ラインアップ

ISO旋削用インサート 207型番

3. 販売計画

初年度 1.2億円/年 3年後 4億円/年

4. 価格

当社従来品と同設定
(標準品)DCMT11T308N-GU(AC8025P)1,130円(税抜)


*チップブレーカ
切削加工で発生する切りくずを処理するために設けられた工具先端の溝や障壁。

以上