当社は、高能率・高剛性ラジアスカッタ「SEC-ウェーブラジアスミル RSE型」用インサートの適用材種を拡充し、2022年8月より販売を開始します。
航空機や発電機に使用されるタービンブレードにはステンレス鋼やニッケル基耐熱合金、チタン合金などの難削材料が使用されています。タービンブレードの加工においては加工する体積が大きく、加工能率の観点から切削速度や送り速度の高速化へのニーズがますます高まっています。
当社はこのようなニーズに応えるため、「SEC-ウェーブラジアスミル RSE型」を2021年11月より販売しており、このたび、新開発の難削材加工に適した材種「XCS2000」を拡充いたします。新コーティング材種「XCS2000」は、高い耐摩耗性と優れた耐欠損性を兼備した新開発のコーティング「Absotech® X」を適用し、圧倒的な長寿命の実現と、工具コストの低減に貢献します。
SEC-ウェーブラジアスミル RSE型
1. 特長
●優れた耐摩耗性と耐欠損性
XCS2000は、強靭超硬母材に当社独自の技術により新開発したコーティング「Absotech® X」を適用しています。「Absotech® X」は独自の組織制御技術によりアルミニウム含有量の異なる膜(AlTiN)をナノメートル単位で積層させ、80%を超える高いアルミニウム含有量でありながら、高硬度で抜群の耐摩耗性を発揮します。また、独自の表面処理技術を適用することでコーティングに高い圧縮応力を導入し、優れた耐欠損性を実現します。
2. ラインアップ
インサート (計6型番)
3. 販売計画
初年度1億円/年 、2年後2億円/年
4. 価格
インサート:1,220~2,280円(税抜)
以上