当社は、高い刃先強度と切れ味を両立したSEC-スミデュアルミルTSX型用のインサートを多段配列し、 深い肩削り加工を高能率で行える「SEC-スミデュアルミルTSXR型」を開発しました。2018年11月より販売を開始します。

pre_181025-02.png

近年、機械加工分野における生産性を向上させるため、加工時間の短縮を目的とした高能率加工へのニーズがますます高まっています。

当社はこのニーズに応えるため、高精度隅削りカッタ「SEC-スミデュアルミルTSX型」を2017年12月から発売しています。このたび、さらなる隅削り加工の高能率化のため、インサートを多段配列し、深い肩削り加工が高能率で行える「SEC-スミデュアルミルTSXR型」を開発しました。優れた加工品位や、切れ刃配置の最適化による低抵抗・低振動を実現したTSXR型は、高能率加工による生産性向上に大きく貢献します。

製品特長

【優れた加工面品位を実現】
壁面精度重視のカッタ設計、高精度研磨級インサートの採用により、優れた壁面精度と加工面品位を実現します。

【切れ刃配置の最適化により、低抵抗・低振動を実現】
同時食い付き刃数のバランスを考え、切れ刃配置を最適化することで、切削抵抗を従来品比で30%低減しました。また、切削時の振動も抑制し、安定した加工を実現します。

【スムーズな切り屑の排出を実現】
リード溝*1と特殊ポケット*2形状の組み合わせにより、スムーズな切りくず排出を可能としたことで、様々な被削材に適用できます。

ラインアップ(計20型番)

TSXR08型 刃径ø20~ø40mm(柄付き) 4型番
刃径ø32~ø63mm(シェル) 5型番
TSXR13型 刃径ø40~ø50mm(柄付き) 2型番
刃径ø32~ø63mm(シェル) 5型番

販売計画

初年度1億円/年 、3年後3億円/年

標準価格

36,000~400,000円(税抜)



*1 リード溝:ボディの外周にある螺旋状の溝。この螺旋状溝の底部は円弧状でスムーズな切り屑排出をうながす。

*2 ポケット:切りくずがカッタに巻きついた際、切りくずを排出するために設けられたスペース。