当社は、ヘッド交換式ドリル「SEC-マルチドリルSMD型」の高能率加工を実現するヘッドMHL型を開発し、2026年2月より販売を開始します。

近年、高能率な穴あけ加工において超硬ソリッドドリルの活用が進む一方、高コストが課題になっていることから、大幅な工具コストの低減を可能にするヘッド交換式ドリルが注目されています。それに伴い、ヘッド交換式ドリルには、超硬ソリッドドリル同等の穴径品位や生産性の向上、工具の長寿命化が求められています。

当社は、こうしたニーズに応えるため、高能率加工用ヘッドMHL型を開発しました。本製品は、被削材への安定した食いつきにより、超硬ソリッドドリルと同等の穴径品位を実現しながら、従来品と比較し生産性と工具寿命を大幅に改善しました。

当社は、これからもお客様の生産性向上やコストダウンに貢献するため、高能率な加工ソリューションを提供してまいります。

ヘッド交換式ドリル「SEC-マルチドリルSMD型」高能率加工用ヘッドMHL型

1. 特長

(1) 優れた加工精度
独自設計のシンニング(最中心部の切れ刃配置)とドリルを支えるマージン形状により、ヘッド交換式ドリルでも高い穴径品位を実現。

(2) 耐久性と高能率を両立
強靭性層と高硬度層を持つHFコートと負荷が集中しにくい直線刃の形状により、過酷な加工条件でも高能率で安定した加工と長寿命化を実現。

2. ラインアップ

高能率加工用ヘッドMHL型 刃径ø12.0~30.8mm  102型番

以 上