当社は、ヘッド交換式ドリル「SEC‐マルチドリルSMD型」のホルダ拡充、刃先交換ヘッドMSL型を開発し、2021年4月より販売を開始します。

近年、機械加工で使用される中径~大径の穴あけ工具において、工具費の低減や工具管理のしやすさからヘッド交換式ドリルの需要が高まっていることに加え、加工の安定性や切りくず処理性能向上が求められています。

当社は様々なツーリングに対応するため、剛性と切りくず排出性を兼ね備えたホルダを拡充し、従来品に対して更なる加工安定性を付与しました。また、被削性の悪い軟鋼やステンレス鋼の穴あけ加工に対応した切れ味重視の刃先交換ヘッドMSL型を開発し、優れた切りくず処理性能と安定加工を実現します。

ヘッド交換式ドリル「SEC‐マルチドリルSMD型」ホルダ拡充、刃先交換ヘッドMSL型を開発、販売開始

SEC‐マルチドリルSMD型 拡充ホルダおよび刃先交換ヘッドMSL型


1. 特長

■優れた加工安定性

フランジ付きのホルダ設計により加工時の振動を抑制。シンニング形状の最適化により喰い付き性を向上し、良好な穴精度を実現。

■優れた切りくず処理性能

切れ味重視の直線刃型により切りくずの伸びや潰れを抑制。さらにねじれ溝ホルダにより切りくずの排出性を向上。

■多様な保持具に対応するホルダラインアップ

サイドロック対応の平取り付き、コレットおよびミリングチャック対応の丸シャンクなど様々な保持具に対応。


2. ラインアップ

● ホルダ(拡充)   : 刃径Φ12~Φ30.8mm 148型番

● 刃先交換ヘッドMSL型: 刃径Φ12~Φ30.8mm 189型番


3. 販売計画

初年度1.2億円/年、2年後3.4億円/年


4. 価格

ホルダ : 38,300~175,000円(税抜)

ヘッド : 8,470~19,100円(税抜)

以上