当社は、高能率粗加工用高送りカッタSEC-スミデュアルミル DMSW型を開発し、2021年6月末より販売を開始します。

近年、工作機械の性能向上により高能率化の要求が高まっており、工具に対しても高能率加工に特化した工具の要求が強まっています。

当社はこれらのニーズに応えるため、「SEC-スミデュアルミル DMSW型」を開発しました。高度なインサート造形技術により実現できる、複数の円弧が連なった複合円弧形状の切れ刃形状を採用し、これまで以上の高能率加工を可能にします。また、傾斜加工・ヘリカル加工にも適用可能であり、自動車や航空機、造船、産業機械、金型分野などの様々な加工に対応できます。

SEC-スミデュアルミル DMSW型を開発、販売開始

SEC-スミデュアルミル DMSW型

1. 特長

超高送り・高切込みの高能率加工に対応
複合円弧形状の切れ刃により軸方向の切込み量に応じた最適な切込角で加工できるため、低切込みの領域では1刃あたり最大3.5mmの超高送り加工を、送り量が小さい領域では1刃あたり最大3mmの高切込み加工を実現します。

長い工具突出しでの安定加工
小さい切込角により切削抵抗を背分力方向へ制御します。これにより、工具突出し量が長い加工でも、びびりが発生せずに安定します。

超高送り加工での優れた面粗さを実現
複合円弧切れ刃がさらい刃のような効果を発揮することで、超高送り加工でも加工面の粗さが極端に低下することを抑制します。

2. ラインアップ

本体(計26型番)

 刃径ø50~ø100mm(シェル)  :計18型番
 刃径ø35~ø50mm (柄付き)   :計6型番
 刃径ø35~ø40mm (モジュラー) :計2型番

インサート 計1型番 (材種:ACU2500)

3. 販売計画

初年度1億円/年、2年後2.5億円/年


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以上