住友電気工業株式会社(本社:大阪市中央区、社長:井上 治、以下 当社)は、非鉄金属加工用オーロラコートドリル「マルチドリルMDA型」を開発し、2022年11月より販売を開始します。

自動車や航空機の部品に使用されるアルミニウム合金の穴あけ加工において、生産性向上の観点から更なる高能率化が求められていることに加え、部品の高精度化に伴い穴位置精度の要求も高まっています。

当社は、従来品に対して工具剛性と高い求心性を兼ね備え、新DLC(Diamond Like Carbon)コーティングを採用した「マルチドリルMDA型」を開発し、高能率条件での安定加工を実現しました。

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非鉄金属加工用オーロラコートドリル
「マルチドリルMDA型」

1. 特長

(1)優れた加工安定性
ドリル刃先の新シンニング形状「RDシン二ング」の効果により高能率加工と穴位置精度の両立を実現。

(2)新DLCコーティングにより工具損傷を抑制
平滑性の高い新DLCコーティング「オーロラコートX」の採用により耐溶着性が向上し、工具損傷を抑制。

(3)鋳抜き穴への加工安定性向上
鋳造アルミニウム合金特有の位置ズレした鋳抜き穴の影響を受けにくい工具仕様により加工安定性を向上。

2. ラインアップ

MDA-H型(内部給油式) 計267型番
工具径/適用加工深さ
ø1.0~ø3.0㎜   L/D=3,5,10,15,20
ø3.1~ø12.0㎜ L/D=3,5,10

3. 販売計画

初年度0.8億円/年 、2年後1.3億円/年

4. 価格

16,000円~51,400円(税抜)

以上



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